手に入れた石にあなたの想いや願いを『気』のエネルギーとして注ぎこみ記憶させましょう。
この時の『気』を念と言い、念を注ぎ込む行為を注念と言います。
注念が終わった石は、注がれた念を少しづつ放出します。お香を炊くように、あなたの念を少しづつ周りに漂わせます。
映画「おくりびと」に見る”注念”
第81回アカデミー賞外国語映画賞等に輝いた、映画「おくりびと」には石文(いしふみ)という話しが出てきます。
大切な人への想いを、川原で拾ってきた石に込めて渡す。という習慣です。
石は、色、形、大きさ、何よりも自分の気持ちの形に合っているか、という観点で選ぶそうです。
そして想いを込める。「私の恋が通じますように」「子供が幸せに育ちますように」・・・
まさに『石が人の想い(念)を記憶する』と考え利用されてきた、良い例ではないでしょうか。
注念の方法はいくつかあります。
ひとつの方法は、石を握りしめ額にかざしあなたの想いを念じます。同じ想いを繰り返し何度も念じます。この時、雑念(余計な事)は思い浮かべず一心不乱に念じることで強い念を注ぐことができます。
しかし素人が強い念を長い時間にわたり注ぐことは難しいものです。環境(生活騒音)や心の乱れに影響され、ついつい雑念も一緒に注念してしまいがちです。
また石は周りの『気』を吸収する性質を持つので、特に注念の時にはその場の環境が重要となります。
清浄な澄んだ環境(神社や湖水、清流)が理想的な環境です。
それができない場合は、掃除の行き届いた爽やかな部屋であれば問題はありません。
逆に悪い環境(汚い、臭い、乱雑などの場所)はいけません。
掃除もせず雑然としている部屋(汚部屋)では、その悪い気も注念してしまうことになります。
【ワンポイント】
多くの場合、環境の良し悪しは風水での判断(良し悪し)と一致しますので、参考にすると良いでしょう。
念を込めるには、石文と同じように自分の想いを長い時間、しっかりと思い続けることが大事です。
しかし、一つの事をずっと想い続けることは、なかなかムヅカシイことですね。
そこでお薦めする方法が ”願い符” の利用です。
願い符は、神社の絵馬のように、紙に自分の願いや想いを書いたものです。
自分で想いを込めながら紙に書くことで、その想いが紙に込められます。
想いを込める石を、その紙で包んだり一緒にしておく事で注念を行います。
使う紙は和紙や半紙が理想ですが、白く清潔な紙であれば十分です。
この方法は、祈祷師などのプロほど強力な注念は出来ませんが、自分で強く念じた分、それなりにしっかりと注念が出来ます。
より強力な注念が必要な場合は、護符を併用すると良いでしょう。
アーラの浄化函を使うと、注念と浄化が同時に行うことが出来ます。
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浄化と注念が終わった石は、できるだけ身に付け一緒に持ち歩きましょう。石に込められた想いと元々石が待つパワーが、しっかりそして粛々と常にあなたと周囲に影響を与えます。
こと有るごと、石が見える(あなたの目に入る)ごと、とにかく何かにつけ石の存在を意識し、あなたの念を石に込めてあげましょう。例えると、ペットの子リスを連れ歩き、姿を見るたびに「可愛いね」と撫でてあげる。そんなイメージで石を扱ってあげましょう。
石を大事に家にしまっておく人がいますが、それでは意味がありません。出来るだけ多くの時間を一緒に過ごすことがポイントです。そうすればペットと同じように、お互いに心が通うのです。心が通った者同士はお互いを大切にし合い、相手のために一生懸命になります。危ない時には助け合うこともあります。
そういった心の関係が出来上がると、周囲にも「優しい安定した雰囲気」を醸し出すようになります。